ユミダス―や
・や-ごえ【矢声】
射手に向かって「しっかりいこう!」と励ましたり、中ったら「よし!」、抜いたら「ちょいドンマイ!」などと試合の際に応援すること。以前は成蹊弓道部でもあったが、今は廃止されている。大学ごとに個性あふれる矢声があり、大学弓道の名物ともいえるが、社会人弓道からは「うるさい」「下品」と叩かれまくり。
・や-こぼれ【矢こぼれ】
矢が根先または筈からはずれておちること。打ち起こし以降に矢が床に落ちてしまった場合、その矢は抜いたことになる。試合でやってしまうと激しくテンションが下がる。
・や-ぜい【矢勢】
矢の飛ぶ勢いのこと。同じ強さの弓でもムダのない引き方をすればするほど矢勢がよくなり、速く、そしてまっすぐ飛ぶようになる。
・や-どころ【矢所】
矢が刺さった所。抜きまくっていても矢所が集まっていればまだ救いようがある。
・や-びき【矢引き】
自分の矢だけを持って、筈を掴んで行射の練習をする。素引きやゴムに比べてマイナーな練習法だが、大三の際の両手の幅や会の際の的確な引分け幅を確認するのにぴったり。
・や-ふり【矢振り】
試合において先攻・後攻を決定する方法。甲矢と乙矢を矢筒にいれ数回振った後に中の矢を代表者がとる。甲矢をとった側が先攻、乙矢をとった側が後攻となる。確認するのが難しい矢だと、後攻が確認している間に先攻が名乗ってしまう。
・やま-だち【山立ち】
新人戦で行われる試合形式。六人立ちで、大前→参的→落前→弐的→四的→落の順番で引く。一説に拠れば、狭い道場で6人立ちが広く引けるようにした苦肉の策だとか。
・や-みち【矢道】
射場から的までの間の地面のこと。たまにここに墜落すると捜索が大変。
・ゆ-あげ【弓上げ】
弓をより重いものにすること。初心者同士では誰が先に弓上げするかなどがよく競争の対象となったりするが、見栄を切って無駄に重くするとボロボロになる。⇔弓下げ
・ゆ-がえ-り【弓がえり】
離れのあと、弓が遠心力により手の内を一回りすること。綺麗ににキマるとなかなかカッコイイが、習得には時間がかかるうえに、弱い弓を引いていると途中でとまったりする。
・ゆ-さげ【弓下げ】
弓をより軽いものにすること。休み明けで体力が衰えたり、マニアックな弱弓主義になったりすると弓下げしたりする。⇔弓上げ
・ゆんで【弓手】
弓を持つ手でありつまり左手のこと。「押手」ともいう。銃で言えば銃身にあたる部分であり、これが鍛えられていないと矢所が安定しない。「弓道は弓手で中てるもの」という主張もかなり有力である。
・よこ-や【横矢】
安土に刺さらず且つ、行射の妨げとなる矢のこと。横矢を出した本人がただちに取りに行くのがマナー。
・よん-だい-せん【四大戦】
親交の深い、武蔵大学、学習院大学、成城大学と行う試合。優勝すると賞金がもらえる。現在のホワイトボードはこのお金で買ったそうな。また、弓道部ではなく大学全体の体育祭のような四大戦もある。というかこっちがメイン。本戦では平成15年に24年振りに成蹊が総合優勝した。
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